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花粉症の原因になるのは花粉は60種類以上!

花粉症の原因となる花粉は60種類以上あるといわれています。代表的なものが以下の6種類です。

・スギ
・ヒノキ
・イネ科の植物
・ブタクサ
・ヨモギ
・カナムグラ

これらの6つの花粉については、日々観測が行われていて、花粉予報や患者数の調査などが行われています。(※詳しくは「花粉予報」に掲載しています。)

それぞれの花粉は当たり前ですが種類ごとにさまざまな大きさや形をしていて、1粒1粒の花粉は肉眼では見えないので顕微鏡が必要になります。 スギ花粉なども1㎜の1/30サイズなので、目に見えませんが、大量に集まると黄色いものが舞っているのは肉眼でもわかります。

花粉症を引き起こす主な植物の詳細

  • スギ

    花芽は7月頃から形成されはじめ、11月までに花粉までには花粉が成熟します。その後、いったん休眠状態になりますが、冬の寒さで休眠から覚めて、開花に向けて準備をはじめます。2~4月が花粉飛散のピーク。
  • ヒノキ

    花粉の飛散時期はスギの1か月遅れで3~5月がピーク。スギ花粉に比べるとその量は1/6ですが、これからより花粉を飛散させる樹齢の高い木が増えるので、ヒノキ花粉に反応してしまう花粉症が増加すると予想されています。
  • ネズミホソムギ

    ヨーロッパ原産のネズミムギとホソムギとの交雑種で牧草として栽培されていますが、野生化したものもあり、都市部でも河川敷や公園に生えていることがあります。花粉飛散のピークは5~7月です。
  • ブタクサ

    秋に花粉症の症状がでたら疑うべきはこのブタクサ。雑草として、道端や空き地に普通に生えています。花粉が飛散するのは8~10月まで。乾燥した風の強い日にはブタクサの花粉がよく飛んでいるので、鼻がムズムズするはずです。
  • ヨモギ

    北海道と東北をのぞく全国の野原や山地などに自生しているのをよく見かけます。いろいろな使いみちのある植物ですが、秋の花粉症の原因の1つです。ブタクサよりも繁殖は旺盛で、花粉飛散のピークは9~10月です。
  • カナムグラ

    日本全国の公園、野原、空き地、藪でよく見かけます。花粉飛散時期は8~10月です。

        

なぜ、近所にスギやヒノキがないのに花粉が舞ってるの?

東京の都心にお住まいの方は、見渡す限りコンクリートとビルばかりでスギ林もヒノキもないのになんで花粉が飛んでいるの?と疑問に思うはずです。

これは、スギ花粉が非常に軽いため、風に乗ると200キロ離れたスギ林からも飛んでくるからというのが答えです。私が檜原村に住もうと思ったらけれど止めたという話をしたと思いますが、 檜原村周辺というのは木材資源の確保のために、スギやヒノキの植林が行われた地域なんですね。

戦後、こうした植林というのはさかんに行われて、関東近辺だけでも約36万ヘクタールものスギ林があるといわれているんですが、時代の変化とともに木材利用が減ってしまい、 伐採が行われなくなったため、花粉を多くつける樹齢30年以上のスギ林が増加している状態なんです。

今はスギ・ヒノキ林が増えているということはないんですが、植林したスギやヒノキの樹齢は高くなって、花粉をまき散らす量は増えているので、年々、花粉の飛散量は増えているのが現状なんですね。

スギやヒノキに比べると、イネ科の花粉やブタクサ、ヨモギなどの花粉は遠くまで飛んでくることはありませんが、生育している付近では多くの花粉が飛んでいます。 これらの植物の花粉が飛散する時期は、近づかないほうがいいでしょう。