花粉症なんでもQ&A > 花粉症について > 花粉症患者の分布と増加率について

花粉症患者は年々増加中!

耳鼻咽喉科医とその家族の約15,000人を対象とした全国調査では、スギ花粉症を抱える人の割合は26.5%でした。 東京都が平成18年に行った調査においても、都民のおよそ28.2%がスギ花粉症だという結果がでています。

現在はそれからさらに時間が経っていますから、日本人のおよそ30%の人がスギ花粉症だと考えていいと思います。 国民病といわれるのも納得の規模感ですよね。

※ネットなんかで検索すると花粉症人口は2000万人でおよそ5人に1人なんていうことを載せているホームページがあったりしますが、 だいぶ情報が古いです。いまは3500万人でおよそ3.5人に1人が花粉症というのが正しい数値です。

すでにお伝えしたように、花粉症というのは、花粉に触れる機会が積み重なってそれがある閾値を超えると発症するといわれています。 そのため大人になってから発症する人がほとんどで、20代後半~30代がピークなんですが、 最近は中学生や高校生といった若い人でも花粉症だという人は珍しくありません。

スギ花粉症が確認されたのが1964年のことですが、その後、樹齢30年を超えるスギ林の面積が増えていくのに比例して、 花粉症患者は急激な勢いで増えてきました。そして今後も増え続けるだろうといわれていますよね。

※スギ花粉症の人のおよそ7割はヒノキ花粉症を兼ねるといいます。ヒノキの花粉飛散量はこれから増えていくので、スギ花粉症の人は、 今後、スギとヒノキのダブル花粉症に苦しまないといけません。当然、苦しむ期間も2~5月と1か月ほど伸びます。

なので、実は今一番、花粉症対策を頑張らないといけないのは、まだ花粉症ではない人達なんです。自分は花粉症になるような ひ弱な体質じゃないと思っている人もいると思いますから、花粉症はそういうものではありません。

花粉にさらされている限りは、いつか免疫機能が耐えられる閾値を超えてしまうので、体質に関係なく発症してしまうからです。 なので、すでに花粉症の人は症状を悪化させないために、花粉症でない人は発症させないために、花粉から身を守るということが 大切になるということです。

太平洋側の都市部に住む人に花粉症が多い!?

基本的な傾向として、スギ林が少ない地域というのは、スギ花粉症の人は少なくなります。沖縄にはスギがありませんから、 スギ花粉症そのものがないです。北海道なんかも函館の一部を除いてスギがないので、スギ花粉症はありません。

ただ、代わりに白樺の花粉症があるようですが。

というわけで花粉症のシーズンは沖縄と北海道に行くというツアーがあったりします。お金持ちの人のなかには、 花粉症のシーズンだけ沖縄や北海道で生活するという人もいますよね。うらやましいなー。

その他の地域で花粉症患者の分布に差があったりするかどうかですが、これはスギの人工林が密集している地域がどこにあるのかということと、 風の向きの影響を受けるので、スギ人工林の東側や南東側の地域の被害がひどくなります。

具体的にいうと、東は茨城、西は和歌山までの太平洋側は特に花粉が降り注いできます。

東京はというと、東京の西側(檜原村のあたり)、埼玉県西部、神奈川県の西部にスギの人工林があるので、ここからやってくるスギ花粉の影響を受けます。

また、花粉症は田舎よりも都会に住む人のほうが多いという話もあります。これについては、

・大気汚染物質の影響で都会に住む人は粘膜が弱っている
・コンクリートやアスファルトが多いため花粉が吸収されず再飛散が起こりやすい

といったことがよくいわれています。

もちろん、こうした都会ならではの環境的な要因が花粉症の発症や悪化につながっているのは間違いないと思います。 ただ、当たり前ですが、田舎であっても近所にスギやらヒノキがあれば、そこから花粉が飛んでくるので花粉症の原因になります。

空気がきれいな田舎にいくと症状が緩和されるアレルギー疾患があるのは事実ですが、花粉症についてはそうではないということは覚えておきましょう。 花粉が飛んでくるのであれば田舎であってもアウトです。